息子とドクターマーチン

10年と少し前、息子は舞台に立つことが増えていた。
そのため、自分では着ないくせに、彼にスーツやシャツを楽しく選んでいた。
そして靴も自分が愛用しているドクターマーチンで買うことにした。

子ども用ドクターマーチンを履く息子

大人の、ガチガチで、慣れない人は断念するであろうハードさとは違って、柔らかいレザー。
サイズは16cmくらいだったと思う。

息子は、一緒に買い物に行って帰宅してから、愛読書、100%ORANGEの『SUNAO SUNAO』の大人のローファーを履く主人公SUNAOの様子を楽しく読み返していた。

子ども用ドクターマーチンを履く息子

気に入ってくれてよかった。

子どもノベルティに、とても感動した。
ドラムスティック型の鉛筆。
この発想!

子ども用ドクターマーチンのノベルティ、ドラムスティック型の鉛筆

もったいなくて、まだ使っていない。
きっと息子も覚えていない。

そして中学卒業後、またドクターマーチンへ行ってタッセルローファーを買った。
15歳になった息子の足は、27cmになっていた。

ところが、堅くて足が辛いらしく、努力の跡はあったものの、かなりきれいな状態のままで履かなくなっていた。
寮生活だったため、アドバイスもできず、もう好きではない状態の彼を説得する術もなかった。

ドクターマーチンのタッセルローファー

フリマアプリを利用して手放した。

若い頃ロンドンで過ごした私は、Shellysという、こちらでいうABC MARTのようなチェーン店にお世話になった。
ゴルティエやキャサリン・ハムネットなどとのコラボ、プラットフォームシューズ、厚底、カラーバリエーションの豊かなレザーなどがお手頃価格だった。
当時のレートで6,000円くらいで買えるドクターマーチンが日常にあった。
40歳を過ぎるまで、なかなか日本で買う気にはなれなかった。

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