放射線治療の黒ずみから始まった、シナールとの付き合い

乳がん|放射線治療の黒ずみから始まった、シナールとの付き合い

飲んでいなかった時期もありますが、最近は欠かさず飲むようにしているのがシナールです。

私が服用しているのは、医療機関で医師の診断に基づいて処方される医療用医薬品で、朝・昼・晩の1日3回服用しています。

シナールを飲み始めたきっかけは、乳房再建でお世話になった、信頼していた大きな病院の形成外科の先生の処方でした。

目的は、放射線治療によって広範囲にわたり黒ずんでしまった皮膚の色素を少しでも薄くすること。

ビタミンC製剤
 ビタミンCを補うことで、壊血病などの予防や治療、皮膚炎や皮膚の色素沈着の改善などに使用する薬。

日経メディカル「シナール配合錠の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)」

それまで通っていた乳腺科では、そのような処方はありませんでした。
黒ずみは服を着れば見えない場所でもあり、私自身もあまり気に留めていなかったのです。

そんな中、その先生は見えない部分の色素まで気にかけていました。

形成外科では当たり前の考え方なのかもしれませんが、私にはとても新鮮で印象的でした。

胸の形のバランスはもちろん、傷跡や色味まで含めて丁寧に向き合う姿は、医師というより陶芸家や芸術家のようにも感じられました。

現在は皮膚科で処方してもらっています。

大きな病院での検診が半年に1回になった頃は、次の受診まで足りるよう、大量のシナールを処方してもらっていました。
薬局でずっしり重い袋を受け取り、「こんなに飲むんだ」と持ち帰ったことも、今では懐かしい思い出です。

残念ながら、顔のシミにまで目に見える効果があったとは感じていません。

ですが、シナールを見ると、放射線治療の痕を少しでもきれいにしようと向き合ってくれた、あの形成外科の先生のことを思い出すことがあります。

昨年の春、乳房再建のインプラントを抜去してもらってからは、もうお会いしていません。

だから今日も、地道に飲み続けています。

乳がん治療の記録をまとめています。

2026-07-19|タグ: ,
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