全摘手術のあとと、19歳の頃に描いていたイラストのタッチが似ている

乳がん|全摘手術、退院

乳房全摘手術から数日後、ドレーンから出る液がほとんどなくなり、管を抜いてもらった。
シャワーを浴びられるようになった。

乳房を失ったことへの喪失感が、ほとんどなかった。

それよりも、

「ああ、大仕事が終わった」

という感じだった。

治療の一つの山を、とりあえず越えた。
そんな感覚のほうが近かったと思う。

入院中は、他の患者さんたちと一緒に、術後下着や退院後の生活についてのレクチャーも受けた。
出産のときもそうだったけれど、病院からの手厚いサポートではあるものの、ニコニコしつつ、どこか上の空だった。

退院の日は、病院から熊本市電の電停まで10分ほど歩いた。
そして市電に乗って、家へ帰った。

術後1ヶ月の頃に描いた自画像が、19歳の頃、ロンドンで描いたものとタッチが似ているなと思って、当時並べて写真を撮っていた。

手術から8年後の今、振り返ってみると、身体は大きく変わったのに、絵を描いている人間は、19歳の頃からあまり変わっていないのかもしれないと思う。

乳がん治療の記録をまとめています。

2026-08-24|タグ: , ,
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