
2018年、44歳。
乳がんの治療中の写真は、あまり残っていないのです。
治療の途中で、ヒステリックになって大量にデータ削除したから。
そのとき消したのは、治療中の写真だけでなく、その時期に旅していた写真や、子ども、雑貨など、当時の写真のほとんどでした。
仕事関連の資料なども、まとめて消してしまいました。
スマホで気軽に撮れるようになってからというもの、データ量も一気に増え過ぎていたので、それでよかったのかも。
「まだ抜けないね」と言っていた頃
抗がん剤3クール目までは、見た目は特に変わりませんでした。
入院中はとても辛かったものの、退院すると、飛行機に乗って遊びまわっていたくらい、割と元気。
「まだ髪の毛抜けない」なんてSNSでつぶやいたら、古くからの友人が「そんなすぐには抜けないでしょ」と突っ込んでくれたりで、ニヤニヤする余裕がありました。
ハラリ、ハラリと抜け始める
ところが、突如、ハラリ、ハラリと抜け始めます。
そのため、いつもお世話になっているサロンで、ジーン・セバーグの「勝手にしやがれ」でお馴染みのセシルカットにしてもらいました。
やがて束でゴソッと抜けるようになりました。
丸坊主にした夏
その生々しい物体を見ると、吐き気が止まらない。
伊藤潤二の漫画描写にありそうな。
かなり視覚的にしんどいものでした。
例えるなら、集合体恐怖症だったら、卒倒するような嫌悪感だと思います。
どうにも毎日がキモすぎる…。
乳腺科に相談し、睡眠導入剤と漢方薬が処方されました。
漢方薬がなんだったのかは、もう忘れてしまいました。
束で抜ける割に、数日で頭髪がなくなるわけでもなく。
人間の髪の毛って、相当量あるんだなー。
お風呂上がりは、キッチンペーパーで残った髪の毛を拭い、そのまま捨てていました。
あまりに抜け方がエグいので、バリカンを急遽購入。
家族に丸坊主に整えてもらいました。
丸坊主にしてみると、思ったより自分に馴染んでいました。
少しパンクっぽくも見えて、割と気に入っていました。
ただ、頭皮から加齢臭とも違う、脂臭い、これまで嗅いだことのない嫌な匂いがしていました。
もう、勘弁してよ。
それでも、列車や飛行機に乗っていた
体毛という体毛が抜け、まつげも、腕の産毛も全てなくなりました。
抗がん剤の治療中は、下痢もずっと続いていました。
体が弱っている感じはありましたが、慣れてしまい、あちこち列車や飛行機で移動して気を紛らわせていました。
これは情報提供のみを目的としています。
医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。
乳がん治療の記録をまとめています。



