10年ぶりの大きな地震後、初の近況をいつものように架空インタビューで綴ります。
⚫︎指輪、かなり気に入ってるみたいだね。
「そうなのよ。
さっき、買ったとき以来、初めてまたケースに入れてみちゃった。
つけっぱなしだから、ケースは空のままで、『あれ?出番なし?』って思って。」
⚫︎確かに。
ケースも、ティファニーブルーで、とっても素敵だもんね。
「本当にそう。
もう、この指輪があるおかげで、”ここで頑張るって決めた”という自分との約束が思い出せて、大きな力になってるのよ。
リラックスまで持っていけてさ。
これまで、エアコンの効いた室内で働くことばかりで。
転職先は、室内と室外が半々。
しかも、外では体を動かす仕事で、クタクタになってね。」

⚫︎かなり違った環境になったのね。
50代の転職だけでも疲れるだろうに、この酷暑なんだもの、ようやっとる!
「ありがと。
自分の中ではお金をいただきながら、ジムに通えてる、って置き換えてるのよ。
ただ、大袈裟かもしれないけれど、朦朧としながら、私は何をやってるんだ?と転職初期クライシスが襲ってきたの。」
⚫︎わかる。
慣れない状況、あるよね。
「『わからないことがわからない』のが、『まだわからないけれど、そのうちね』って肩の力も抜けるようになってきたよ。」
⚫︎よかったね。
この暑さだもん。
クライシスも仕方なかったね。
「でしょー。
その少し前にも、私、いつまで、こんなにたくさん薬飲み続けるんだろ、って思ってさー。
シナールはいいとして。」

⚫︎減薬ね。
「先生に尋ねたら、『あなたはたくさんの病気を持ってるからね。ダメ。勝手にやめたらダメですよ。』って言われちゃった。
たくさんの病気を持ってたんだ。
改めて言われて、驚いたね(笑)。」
⚫︎しゃーないね。
あちこちガタがくるもんね。
「うん。
ともかく飲み続けてるよ。
しゃーないね。」
⚫︎”真田丸“観てるって言ってたでしょ。
もう、観終えたの?
「うん、毎晩の楽しみだったよー。
終わっちゃったよー。
最終回は拍子抜けしたよー。
もう少しパンチが欲しかった。
けれど、ずっと楽しい夜を過ごせたからよし!」
⚫︎そのあとは、何か観てるの?
大河もリアルタイムで追ったりとか?
「いや、観てない。
真田丸の流れで山田芳裕の”へうげもの”読み返してるところ。」

⚫︎いいね!
数寄。
「うん。
数寄。
ただ、これ、我が家には7巻までしかないんだよ。
続きを入手しなきゃ。
これ読んでるときに、地震がきたんだ。」
⚫︎地震、大丈夫だった?
「我が家は大丈夫。
たまたまその日は休みでね。
何事?って感じで激しくシェイクされた。
余震も続いて、小梅がすごく怯えていて。
だからといって、抱っこされる子じゃないから、ずっと隠れてた。」

⚫︎小さな体で、ずっと怖かったんだね。
「そうだね。
こちらも何もできなくて、声だけかけてたよ。」






