私が文章を書くきっかけは、いつも特別な出来事とは限りません。

引き出しの整理をしていたら出てきた、先日のヴァイス ヴァーサのリーフレット。
iCloudに保管している大量の画像。
そんな何気ないものを眺めているうちに、そのときの情景が浮かび、今の私は思いを巡らせるのです。

この写真は娘がまだ小学生。
情報を見るとiPhone 4Sとある。
3GSから使っているのだけど、それで撮ったデータはiCloudにはありません。
もう、どこにもないんだな。
その頃、私の中ではiPhoneといえばSoftBankという印象が強く、auから移動したし、友人らも多数SoftBankになっていたものよね。
なんて、当時の空気まで思い出します。
4Sに機種変して、これは早めに母にも使ってもらっていないと、これからの時代についていくのは厳しいかもしれない。
そう考えて、当時60代の母のガラケーをiPhone 4Sにしてもらったのも、今ではいい思い出です。
あの小さな端末は、母にとっても、これからの世界への乗車券でした。
それからiPhoneはどんどん大きくなり、いつしか私の手のひらには収まりきらない存在になりました。
13 miniを使い続けていればよかったな、と時々思います。
私にとっては、必ずしも大きければいいというものではありません。
そんなふうに、ひとつの記憶から次々と別の記憶へ、脳内で情報の網目を旅するのです。
そんな記憶の地層を掘り起こしたものを、この「ハニー、暮らしを立て直す」に書き留めています。






