肥後銀行アプリ

母は近所、娘は東京、私は水道町。家族全員、推し支店が違う肥後銀行ストーリー。

日常の小さな変化が、ふと家族の歴史を思い出させてくれることがあります。

今月、私は新しく銀行の口座を開設しました。

実は、地元・熊本の地銀である「肥後銀行」の口座は持っていたのです。
ところが長らく利用していなかったため、口座が解約扱いになっていました。
いわゆる、未利用口座の整理です。

熊本で生活していると、都市銀行やゆうちょ銀行では対応していない手続きが多く、どうしても肥後銀行か熊本銀行の口座が必要になる場面がよくあります。
6月から新しく始めた仕事の給与振込も、そのどちらかの口座が必要でした。
会社の最寄りが肥後銀行だったため、そこへ足を運びました。

久しぶりの口座開設。
印鑑とマイナンバーカードを握りしめて窓口へ向かったのですが、そこで時代の進化に驚かされることになります。

握りしめていった印鑑と、スマートな時代の進化

今は、アプリで管理する「通帳レス」で開設すると、なんと印鑑が不要なのだそう。
タブレットを使ってサクサクとその場で申し込めてしまい、あまりのスマートさに「便利になったもんだね」と心の中で呟いてしまいました。

何よりありがたいのは、これから先、引き落としなどの手続きで「あれ、この口座の印鑑、どれだっけ?」と迷子になる心配がなくなったこと。
私にとっては、デジタル化の一番の恩恵かもしれません。

同じ銀行、違う景色。我が家の「推し支店」ストーリー

無事に新しい通帳(アプリですが)を手にして、ふと、我が家の肥後銀行にまつわることを思い出しました。

実は我が家、家族全員が同じ肥後銀行を使っているのに、お世話になっている「支店」が綺麗にバラバラなのです。

足元を大切にする、母のいつもの場所

私の母は、長年、家から一番近い支店をずっと大切に使い続けています。
暮らしの足元をしっかり守る、母らしい選択です。

かつての熱気溢れる日々が残る、水道町支店

私の元の口座は、「水道町支店」のものでした。
そこは、かつて私が自営業を営んでいた頃の拠点だった場所です。
あの頃のがむしゃらだった日々や、仕事帰りに見上げた水道町交差点の風景が、その支店名にはぎゅっと詰まっていました。

16歳の夏、東京の真ん中で作った通帳

そして、ドラマチックなのが、現在は東京で暮らしている娘の口座です。
彼女の通帳に印字されているのは、なんと「東京支店」。

あれは彼女が16歳の夏のこと。
東京の父親の家で過ごしていたときに、何かの必要に迫られて、慌てて駆け込んで作ったのがその始まりでした。
熊本の地銀の名前がついた、大都会の真ん中にある支店。
慌ただしかったあの夏の、娘の小さな自立の記憶が、今もその口座に息づいています。

幼い頃から見慣れた、街中の風景

ちなみに息子はというと、彼が幼い頃から慣れ親しんだ、街中にあるお気に入りの支店を今もずっと使っています。
(どこの支店かは、ちょっと秘密です)。

変わりゆく手続きと、変わらない暮らしの安心感

同じ一つの銀行。
けれどその通帳(あるいはアプリ)を開けば、そこにはそれぞれの人生の節目や、愛おしい記憶の足跡が、それぞれの支店名として刻まれている。

手続きはタブレットでサクサクと便利に、印鑑いらずの時代になったけれど、地域に根ざした銀行が新しい暮らしの相棒になってくれる安心感は、変わらないままです。

6月からの新しい一歩を、このスマートな口座と一緒に、軽やかに歩んでいこうと思います。

2026-06-17|タグ: ,
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