17年連れ添っているプリウス、地方都市で「車を持つ」「車を手放す」という選択の狭間で
今の相棒は、3代目のトヨタ・プリウス。
新車で迎えてから、気がつけばもう17年という月日が流れていました。
最近では週に一度、ハンドルを握るか握らないかという頻度ですが、私の生活には欠かせない存在です。
憧れの筆致に背中を押されて
この車を選んだきっかけは、自動車評論家・渡辺敏史さんの文章でした。
彼の綴る言葉が大好きで、当時プリウスを高く評価していた記事を読み、「これだ」と確信したのを覚えています。
実は、コンパクトな「トヨタ・iQ」のミニマムな佇まいにも強く惹かれていました。
けれど、家族全員で乗ることを考えると、どうしてもサイズが足りない。
まだアクアも誕生していない頃の話です。
迷った末、我が家にやってきたのがこのプリウスでした。
数ヶ月の納車待ちでした。

10年以上前、まだ小さかった息子と一緒に写るこの車を見ると、共に過ごしてきた時間の長さを実感します。
「手放せない理由」と地方の現実
正直なところ、今のライフスタイルや収入を考えると、車の維持費は決して軽いものではありません。
「動かなくなったら、次はもう持たなくていいかな」と考えたり、シェアカーで十分ではないかと思ったりすることもあります。
けれど、地方都市の現実はそう甘くありません。
自宅から徒歩圏内にシェアカーのステーションはなく、そこへ行くために電車を乗り継ぐのでは本末転倒。
手放すのは簡単ですが、一度手放せば、今の私に新車を買い直す余裕はありません。
「維持の重み」と「生活の足」という天秤の狭間で、私は今もこの車と付き合い続けています。
246の喧騒から、友との再会まで
私は運転が嫌いではありません。
実は第二種免許も持っています。
このプリウスとは、本当にいろいろな場所へ行きました。
広島、兵庫、鹿児島……。
時には東京までハンドルを握り、渋谷のスクランブル交差点や国道246号線を走ったことも。
地元とはまるで違う多車線の道路を走り抜ける感覚は、とても刺激的で楽しい思い出です。
また、この車には、ネットを通じて知り合った遠方の友人たちも何人も座ってくれました。
車内でのとりとめもない会話も、この車が運んでくれた大切な記憶の一部です。
まだ、走り続ける
17年経った今でも、燃費はリッター20〜30kmをキープしてくれる、実に優秀な車です。

先日、ネイルサロンと車の点検が同日でした。
なんとなく愛おしくなって、記念に一枚。
古びてはきたけれど、私の暮らしを支えてくれる大切な一台。
もう少しだけ、このプリウスと一緒に季節を重ねていこうと思っています。









コメントを残す