これから治療がはじまるというときに、信頼した先生が転院した|乳腺科で感じた小さな違和感
これは、私が乳がん治療の入り口で、どうしようもなく困惑したときのお話です。
乳腺科で、最初に診てくださった先生。
説明も丁寧で、親身になってくださり、お任せの気持ちでした。
安心したのを覚えています。
ところが、乳腺科に通い始めてまだ2、3回目。
その先生より、大切なお話がありますと言われました。
転院されることになり、私の担当が変わるということでした。
内心衝撃が走りました。
転院先は、都道府県が変わるほど遠く…。
新しく担当になったのは、いわゆる「偉い先生」。
先生ご本人は、むしろ優しい方でした。
ただ、診察の空気はそれまでとはずいぶん違いました。
数時間待って、診察は3分ほど。
名前を呼ばれ、椅子に座り、話そうとした頃には、もう診察が終わりに近づいている。
まるでベルトコンベアに乗っているようでした。
質問をしようとすると、先生の横にいる看護師さんが「大丈夫ですよ」と、そっと優しく遮ります。
責めるような言い方ではありません。
ここではあまり質問しない方がいいのかもしれない。
すぐに、なんだか不安で、合わないかもしれないと思いました。
できれば転院したい。
でも、どう進めていいのかわかりません。
セカンドオピニオンとか、なんだとか、そういう言葉も知ってはいました。
けれど、手続きを調べたり、別の病院を探したりする気力が、そのときの私にはありませんでした。
セカンドオピニオンって、健康な人じゃないとできないことなんじゃないの?
不安なまま、流れに乗るようにして、このあと私は抗がん剤治療に入ります。

当時、新幹線で食べた
白バラの「シンカンセンスゴイカタイアイス」。
乳がん治療の記録をまとめています。
2026-05-01 by
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