蒼天航路の韓遂が、野田知佑さんに見えて仕方ない
『極厚 蒼天航路 10』を読んでいた。
何度目だろう?
このシリーズ、もう自分でもわからないくらい手に取っている。

韓遂(かんすい)が出てくる。
私は、野田知佑さんを思い出す。
顔だけではなく、雰囲気が似ていると思った。
自分のいる場所を、自分のやり方で生きている感じ。
権力の中心に近づこうとしない。
誰かに認めてもらおうともしない。
「そういう決まりだから」と言われたところで、
知らんがな。
という顔をしている。
そして、二人とも、かなり身体的だ。
野田知佑さんは、川を人間の都合で変えてしまうことを嫌った。
役人を川に投げ飛ばす。
一方、韓遂は、打擲台を壊す。
この二人、やっていることが妙に似ている。
権力に対して、理屈で従うのではなく、身体で「それは違う」と返す。
しかも、権力そのものを奪って自分が頂点に立ちたい、という感じでもない。
そこが私には面白い。
「俺が支配する」ではなく、
「俺のところまで、お前の都合を持ってくるな」
なのだ。

韓遂に女性、野田さんに犬。
韓遂は辺境にいる。
野田知佑さんは川にいる。
場所はまったく違うけれど、どちらも中央の論理から少し離れたところにいる。
そこには、自由というより、もっと頑固なものがある。
自分の生き方を、自分以外の誰かに決めさせない。
だから私は、韓遂を見ると野田知佑さんを思い出す。
2026-08-30 by
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