2018年6月、抗がん剤治療スタート。ドキドキの入院
いよいよ治療が始まりました。
入院生活を、私はどこか“小旅行”のように捉えていました。
雑誌やKindle、デジタル一眼レフカメラ、気分の上がる肌触りのいい肌着やパジャマを荷造りして。
最初の抗がん剤には、やっぱりドキドキしました。
吐き気止めの点滴から始まり、そのまま意識が遠のくように眠ってしまったのを覚えています。
同室の方が「食事を口に入れても、砂を噛んでいるみたい」とナースに繰り返し伝えている声を、どこか遠くで聞きながら。
目が覚めたときには、旅行気分なんてもうどこにもありませんでした。

とにかく数日間は、寝てやり過ごすしかない。
何も読みたくない。何も食べたくない。
最初こそ病院食に少し手をつけましたが、この先の入院では、ほとんど食べられなくなりました。
ただ、初回の治療はまだ少し余裕があり、病院の庭園に足を運ぶこともできました。
食欲はなくても、顔を洗い、歯を磨き、4日後くらいには退院。
退院してしばらくすると、不思議なくらい、また普通に食べられるように。
入院前には、今後の生活で気をつけることの説明もありました。
- 虫刺されや日焼けを避けること
- トイレで水を流すときは、必ず蓋を閉めること
(他にもあったはずですが、思い出せません)
庭園でぼんやり眺めながら聴いた、矢野顕子と忌野清志郎の「ひとつだけ」。
あのとき、静かに泣きました。
乳がん治療の記録をまとめています。
2026-05-06 by
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