乳がんかもしれないと気づいた日
いつもハツラツとして、元気が取り柄だった私。
乳がん検診は、一度も受けたことがありませんでした。
健康を、どこかで過信していたのだと思います。
大きな病気なんて、ずっと他人事でした。
ある日の風呂上がり。
脱衣所の鏡に映った自分の姿を、何気なく見ていました。
普段はあまり見ないようにしていた体。
弛みも気になるし、じっくり観察することなんて、ほとんどありませんでした。
でもその日は、なぜか胸に目が留まったのです。
えくぼのように、少し凹んでいる。
なんだこれ?
一部が、内側から引っ張られているような、不自然な形。
胸の異変に気づいた瞬間でした。

スマホで検索しながら、下着やパジャマを身につけました。
「胸 へこみ」
「胸 えくぼ」
検索予測に出てきたのは、どちらも同じ言葉。
「乳がん」
その瞬間、妙に冷静でした。
「明日、病院に行こう」と、すぐに思いました。
そして、前日のことを思い出しました。
下着を買いに行き、サイズを測ってもらい、いくつか試着をした日。
店員さんに「右のボリュームが少し小さいですね」と言われました。
そのときは「へえ、そういうものなんだ」くらいにしか思っていませんでした。
2018年春のことです。
2026-04-16 by
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