当店は創業から毎年欠かさずにニュージーランドを訪問し、生産者との対話を重ねています。
現地の様子をニュージーランドの美しい風景写真とともにご紹介いたします。
2017年11月27日から12月13日まで、ニュージーランドへ出張に行って参りました。ここのところ出張レポートをさぼっていましたので、今回はレポートを書かせていただきます。こちらのレポートは不特定多数の方に向けて書かせていただいております。内容は公開できる範囲のものとなりますこと、予めご了承くださいませ。
マヌカハニーの収穫は例年11月〜2月まで行われ、ニュージーランドの北部から徐々に南下して行きます。昨シーズンが不作に見舞われたこともあり、今回の出張はシーズンの収穫を祈るような気持ちでの出発となりました。
今回の出張では、いつものように「法人のお客様を養蜂の現場にご案内」したり、「既存の取引先を訪問」したり、「現在取引が無い企業へ訪問」したりしながら、レンタカーで6,000km近くを移動して参りました。
このレポートでは、今回の出張の裏テーマについてお話したいと思います。
当店(弊社)のお客様の中に、ある国産のはちみつメーカー様がいらっしゃいます。そのお客様は、とても真面目に養蜂の最先端を学ばせたいというご相談をいただいておりました。そんな経緯で私が紹介者となり、K君はニュージーランドに養蜂留学をすることとなりました。
ニュージーランドの養蜂、実はミツバチのケアから収穫の方法まで、とても進んでいるのです。私は今回の出張の裏テーマとして、K君に会いに行って来ました。
K君は、ハニーバレー(100% Pure New Zealand Honey社)の契約養蜂家のところで養蜂を学んでいます。場所は、ニュージーランド北島に40ha(東京ドーム約8.5個分)ものマヌカの森が広がっている所です。
私が訪問した時には収穫をほぼ終えており、私はマヌカの花が満開の景色を見ることはできませんでしたが、マヌカの木ばかりが延々と広がる森の姿は圧巻でした。
K君は高校を出たばかりの若者です。異国の地で、言葉も不自由で、娯楽も無く、過酷な労働である養蜂を無事にできるのか、私はずっと心配していました。
しかし私の心配をよそに、K君はとても充実した表情で私を迎えてくれました。聞くところによると、養蜂の最盛期には朝から収穫を行い、日中は女王蜂の管理、日が暮れてからは巣箱の移動と、朝6時から夜の12時まで仕事するというような生活だったと言います。
それでも、嬉しいことにK君は楽しみならが養蜂を学んでいました。私は初め、K君は私が心配しないよう、頑張ってくれているのだと思っていました。しかし、2日目の滞在でそれは本物であることが分かりました。
年頃にも関わらず、ひたむきに前向きに養蜂を学ぶA君の姿に、私は感銘を受けました。そしてK君を実の息子のように受け入れ、養蜂を教え、とても良く面倒を見てくれた養蜂家夫妻に、私は感謝せずにはいられません。彼らは、K君の言葉が不自由でも、充分に通じ合っていました。
K君の養蜂留学は、2018年3月まで続きます。K君が帰国する時には、きっと涙のお別れとなることでしょう。私は彼らのご縁の一旦を担うことになり、とても幸せな気持ちになりました。今回の養蜂留学がK君にとっての財産となり、将来、日本で立派な養蜂家になる日が楽しみでなりません。
この度は、私的なレポートにお付き合いいただき、ありがとうございました。
現地の空港では、当店が取引している100% Pure NZ Hpney(ハニーバレー)や、Watson&Son、HoneyLandのマヌカハニーが売られていました。
その販売価格は、なんと当店の2倍以上。観光地の高級なお店では、当店のUMF25+が上等な箱に入って約40,000円(1NZD80円換算)で売られていました。これは、当店の3倍以上の価格です。
今回改めて、世界のマヌカハニーブームはまだまだ続いていると実感しました。しかし、これは行き過ぎていると思います。当店では、お客様がマヌカハニーを毎日お召し上がりいただけるよう、努力して参ります。
現地の雰囲気を少しでも感じていただけるよう、写真を掲載します。
マヌカハニーの収穫、順調です!
左:忙しい時期の訪問でしたので、巣箱作りのお手伝いをしました。ただし、役立たず…
中:100% Pure Newzealand Honey(ハニーバレー)の向上。生産能力が向上しました。
右:100% Pure Newzealand Honey(ハニーバレー)のオーナーご一家と
左:50cmオーバーのニジマスを釣りあげました!
中&右:南島にあるワナカの街並み
左:地震からの完全復興には時間がかかりそうな南島クライストチャーチ
右:キャンプ場での宿泊は、大自然が身近に感じられます